はじめに
日本産科婦人科学会は「閉経の前後5年間を更年期といい、この期間に現れる多種多様な症状の中で気質的変化に起因しない症状を更年期症状と呼び、これらの症状の中で日常生活に支障をきたす病態を更年期障害とする」と定義しております。
更年期障害の症状
更年期障害では、主に下記のような症状がみられます。これらの症状に対しては、ホルモン補充療法、漢方療法などを行います。
自律神経失調症状
顔のほてり、のぼせ(ホットフラッシュ)、異常な発汗、動悸、不眠など
精神症状
情緒不安定、イライラ、不安感、抑うつ気分など
その他の症状
腰痛、関節痛、筋肉痛、嘔吐、食欲不振、湿疹、排尿障害、頻尿、外陰部違和感
検査
ホルモン検査(FSH値40mIU/mL以上かつE2値20pg/mL以下)
血液生化学検査(血算、肝機能、腎機能検査)
甲状腺機能検査(血中freeT3、freeT4、TSH測定)
治療
①ホルモン補充療法
低用量の経口エストロゲンや経皮エストロゲン、黄体ホルモンなど
②漢方療法
当帰芍薬散、加味逍遥散、桂枝茯苓丸など
③向精神薬
選択的セロトニン再取り込み阻害薬、精神安定剤、催眠剤など
④プラセンタ療法
〇費用 1回500円
(税込み、保険診療3割負担の場合)
※ただし1週間で3回までは保険診療でお注射が可能です。
※月曜日~金曜日は18時以降(土曜日は12時以降)に受付をされた場合は夜間・早朝等加算が追加されますので650円(税込み、保険診療3割負担の場合)になります。
〇ご希望のかたは2回目から受付で『お注射お願いします。』とお伝えください。
〇通院が難しいかたは、同剤で飲み薬(サプリメント)もございます。¥15000税別
〇通院回数が多いため早めにお注射でお呼びしておりますが、外来の混雑の状況によりお待ちになることもございます。あらかじめご了承ください。
〇注射する部位はお腹にすることを推奨しております。その他の部位については看護師とご相談ください。
〇注射部位の痛み・青くなる・しこりになる等の症状が出る場合もあります。時間の経過にともない消えてきますのでご心配はありません。もし、気になるようであれば注射の部位を変える、間隔をあける、サプリメントに変更する選択肢があります。
〇ご相談、ご質問があれば院長までお尋ねください。