生理がない(無月経)、生理不順(月経不順)
正常の月経周期は25日から38日の周期で、3~7日間持続します。
もし月経がない、不順になった場合は早めの受診をお勧めいたします。
こんな場合はご相談ください
生理をずらしたい
旅行やお仕事の関係で月経をずらしたいときは、あらかじめホルモン剤を内服することで調整することが可能です。
料金は初診のかたは、初診料2000円税+薬剤代7000円税。再診のかたは再診料1000円税+7000円税。
できれば、月経をずらしたい日の1か月前に来院されると宜しいかと思います。
また低用量ピル(避妊を継続的にするピル)、月経痛を軽減・月経量を減らすピルを飲んでいるかたが、月経移動する際は上記のピルを処方いたします。
下記に該当するかたは処方できません。あらかじめご了承ください。
〇40歳以上
〇肥満 体重kg÷(身長m)×(身長m)が『30』を超えるかた
例)身長160cm
体重80kg のかたは計算すると『31』
〇タバコを吸っているかた
〇高血圧を指摘されたかた
〇糖尿病のかた
〇お産して1か月以内のかた
〇授乳中のかた
〇手術をして1か月以内のかた
〇心臓病のかた
〇肝臓や胆嚢が悪いかた
〇腎臓病のかた
〇高脂血症、コレステロールが高いかた
〇片頭痛もちのかた
〇乳がんのかた、家族歴に乳がんのあるかた
〇家族歴に血栓症(血管がつまる病気)のあるかた
〇抗リン脂質抗体症候群(流産を繰り返すかた)
〇子宮筋腫のかた
〇子宮頸がんのかた、疑いのあるかた
〇その他(ポルフィリン症、テタニー、てんかん、潰瘍性大腸炎、クローン病)
〇医師が処方できないと判断したかた
生理の量が少ない(過少月経)、生理が短い(過短月経)
器質的疾患(子宮内腔癒着症、子宮内膜炎、子宮発育不全など)が考えられます。挙児希望のあるかどうかによって治療方針を決めていきます。
生理が多い(過多月経)、生理が長い(過長月経)
子宮筋腫や内膜ポリープ、子宮内膜増殖症、子宮腺筋症、無排卵周期症などの疾患が原因になります。
生理痛が強い(月経困難症)
機能性月経困難症と器質的月経困難症があります。機能性のものは痛みが痙攣性、周期性でホルモンの過剰による子宮収縮が原因です。また器質性のものは持続性の鈍痛が多く、主なものとして子宮筋腫や子宮内膜症が考えられます。自覚症状や日常生活への影響を考慮して検査や診断、治療を勧めてゆきます。
生理前のイライラ等(月経前症候群)
月経前の3から10日くらい前に続く、イライラ・のぼせ・下腹部膨満感・頭重感など多彩な症状で、月経がくると減退あるいは消失するものをいいます。治療はカウンセリングや生活指導、内服薬があります。
生理以外の出血
子宮がん検診や内診、超音波検査、採血などをお勧めします。